「バイナリーオプションの逆張りに使えるインジケーターって何があるんだろう?」
という疑問に答えましょう。
記事の内容
- 逆張り手法の確認
- 逆張りに向いている相場環境
- 逆張りに使えるインジケーター5選
- 逆張りに使えるインジケーターの組み合わせ2つ
- インジケーターのインストール方法
順張りと同様、バイナリーオプションでよく使われている手法である「逆張り」。
逆張りでの勝率を上げるためにも、インジケーターの利用は必須です。
インジケーターを使わずして利益を上げることは不可能といっても過言ではありません。
そこで今回は、バイナリーオプションで使える逆張りに使えるインジケーターについて解説します。
インジケーターの使い方を知って逆張りを攻略し、バイナリーオプションで稼いでいきましょう!
※記事の内容は2020/7/7/時点のものです。
目次
バイナリーオプションの逆張り手法について確認!
逆張りとは、相場が反転することを予想して、トレンドと逆方向にエントリーする手法です。
例えば上のチャートのように、相場が上昇トレンドにある場合はLowエントリーします。
逆に、下降トレンドにある場合はHighエントリーとなるのが逆張りです。
そして、逆張りしたタイミングで相場が反転すれば利益が出るわけです。
このようにトレンドの転換点を狙ってその逆方向へエントリーする取引手法を『逆張り』といいます。
バイナリーオプションで逆張りに向いてる相場環境
逆張りに向いている相場は、一定の値幅を往来するレンジ相場です。
上から相場を抑える水平ラインであるレジスタンスラインと、下から相場を支えるサポートラインがそれぞれ平行に引かれていて、その間を動くので分かりやすい相場となっています。
上のチャートのように、それぞれのラインにタッチしたらトレンドが反転する可能性が高くなります。
逆張りでは、レジスタンスラインにタッチしたらLowエントリーを、サポートラインにタッチしたらHighエントリーすれば勝ちやすくなります。
バイナリーオプションの逆張りにめちゃくちゃ使えるインジケーター5選
逆張りに使えるインジケーターには以下の5つがあります。
- ボリンジャーバンド
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
- ZigZag
これらは逆張りの精度を上げるのに適したインジケーターとなっています。
勝率の高いトレーダーも使っているインジケーターなので、正しく理解し使いこなすことができれば、利益を上げる可能性がグッと高まります。
それぞれ詳しく解説しましょう。
① ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均に標準偏差を組み込んだインジケーターで、相場の「勢いの変化」「反転の目安」「トレンド方向」を確認する指標です。
標準偏差とは、ある一定の期間でのデータのばらつきがどれくらいあるかを数値で表したものになります。
移動平均線を中心に、上下に1σ、2σ、3σ (σ:標準偏差) のトレンドラインを引いたものがボリンジャーバンドです。
- 1σ → 約68%の確率で価格が収束
- 2σ → 約95%の確率で価格が収束
- 3σ → 約99%の確率で価格が収束
ボリンジャーバンドの逆張り活用法については、「±2σ、±3σのバンドにタッチあるいは突き抜け」に注目してください。
そこでは高確率でチャートが反発します。
上のチャートから分かるように、+3σのボリンジャーバンドをタッチした後トレンドが反転しています。
したがって、上記のようなポイントでLowエントリーすれば、高確率で利益を上げることができます。
ただし、上のチャートのように、バンドウォークして転換せずそのまま上昇トレンドが形成されることがあります。
この場合、ローソク足が形成されているポイントに注意しましょう。
+2~3σ間は強い上昇トレンドのサインとなるので、転換を狙った逆張りは危険だということを覚えておきましょう。
② MACD
MACDは、移動平均線をベースに「シグナル線」「MACD線」の2本の線でトレンドを分析するインジケーターです。
トレンドの強さやエントリーポイントを見極める時によく使われます。
MACDは順張りでも役に立つインジケーターですが、逆張りの場合「ダイバージェンス」
という逆行現象の発生を利用します。
上のチャートのように、ダイバージェンスでは、下降トレンドの時に安値を更新しているにもかかわらず、MACDでは安値を更新していない状態となっています。
通常のトレンドに沿っている場合、上のチャートのようにローソク足で安値を更新すると、MACDでも安値を更新します。
ダイバージェンスが発生していると、トレンドの転換が近いことを表すサインになるので、2度目のMACD線がシグナル線を上から下に突き抜けているデッドクロスでHighエントリーすると利益を上げることが期待できます。
③ ストキャスティクス
ストキャスティクスは、相場の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標です。
上のチャートのように、0~100%の間で「%K線」という青色のメイン短期線と、「%D線」という赤色のシグナル中期線が推移しています。
100%に近づくと「買われすぎ」、0%に近づくと「売られすぎ」ということで、相場が転換する可能性が高まります。
④ RSI
RSI (Relative Strength Index) は、ストキャスティクスと同様、相場の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標になります。
上のチャートのように、1本の線の推移で表され、70%以上で「買われすぎ」、30%以下で「売られすぎ」ということで、相場が転換する可能性が高まります。
⑤ ZigZag
ZigZagは、高値と安値が分かりやすく表示されるインジケーターです。
導入することで相場の大まかな形や流れを確認することができます。
バイナリーオプションの逆張りに向いてるインジケーターの組み合わせ2つ
ここまではインジケーターを一つずつ紹介しました。
しかし、実はインジケーターは組み合わせることで更なる真価を発揮し、より精度の高い分析を可能にします。
今回ご紹介する逆張りで使えるインジケーターの組み合わせは以下の2つです。
- ボリンジャーバンド × RSI
- MACD × ストキャスティクス
これらの組み合わせを上手く使いこなせばさらに勝率を高めることができます。
それぞれ詳しく解説しましょう。
組み合わせ① ボリンジャーバンド×RSI
上のチャートのように、+3σのボリンジャーバンドをタッチした後、バンドウォークせず+2σのボリンジャーバンドを下に突き抜けているのが分かります。
同時に、RSIでは70%を超えて「買われすぎ」のサインが出ています。
したがって、2つのインジケーターからトレンドが転換する可能性が高いと判断できます。
上記のポイントでLowエントリーできれば、高確率で利益を上げることができます。
組み合わせ② MACD× ストキャスティクス
上のチャートのように、ローソク足で下降トレンドの時に、MACD線とシグナル線を見るとシグナル線が上昇しながらMACD線をクロスしていることが分かります。
同時に、ストキャスティクスでは30%以下の「売られすぎ」サインが出ています。
2つのインジケーターから、上昇トレンドが形成されやすいことが分かるので、下降トレンドからの転換ポイントになる可能性が高いといえます。
したがって、上記のポイントでHighエントリーできれば、高確率で利益を上げることができます。
バイナリーオプションの逆張りに向いてるインジケーターを使う時の注意点
バイナリーオプションで逆張りする時には、以下の3つの注意点があります。
- インジケーターのダマし
- トレードする時間帯
- 重要な経済指標
あくまでもトレードの精度を高める判断材料になるものであり、絶対的な正確性を示すものではないということを念頭に置くようにしましょう。
注意点① インジケーターのダマし
トレードの精度を高めてくれるインジケーターですがダマしには要注意です。
例えば、上の画像のようにボリンジャーバンドとRSIの組み合わせを導入したチャートで、ボリンジャーバンドで+2~3σでローソク足が形成され、+2σを下に抜ける様子です。
これは上昇トレンドのサインのようにも見えますが、+3σをタッチしているところから転換ポイントである可能性も考えられます。
加えてRSIでは「買われすぎ」のサインが出ており、Lowエントリーポイントである可能性が高そうです。
しかし実際では上昇トレンドが形成され、Lowでエントリーしていると負けてしまっていることが分かります。
このように、インジケーターでのダマしは比較的よく見られることなので、エントリーする際には十分に注意してください。
注意点② トレードする時間帯
日本時間の「22時~翌1時」は相場の変動が激しくなる傾向にあります。
なぜなら、ニューヨーク市場とロンドン市場が重なる時間帯だからです。
相場の変動が激しくなると、チャートからの予測が難しくなり、インジケーター上のダマしも多くなります。
上のチャートからも分かるように、日本時間の「22時~翌1時」は相場の変動が激しくなるので、エントリーポイントがつかみにくい時間帯となります。
この時間帯でのむやみやたらなトレードは控えることが無難です。
注意点③ 重要な経済指標
重要な経済指標にはいくつかありますが、中でも以下の2つはおさえておきたい指標になります。
- 米国雇用統計発表:原則毎月第1金曜日
- 政策金利発表:各国の日程による
他にも様々な経済指標がありますが、上記の発表前後は特に相場が大きく変動する傾向です。
特に注意しておきましょう。
MT4でインジケーターをインストールする方法
ここまでで紹介したインジケーターをMT4上に追加するのは非常に簡単です。
今回はボリンジャーバンドをMT4のチャートに入れてみましょう。
具体的な手順は次の通りです。
- MT4画面上部の「挿入」をクリック
- 「インディケータ」を選択
- 「トレンド系」を選択
- 「Bollinger Bands」をクリック
上の手順で操作すると以下の表示が出てきます。
設定したい期間と偏差を入力したら「OK」をクリックします。カラーは自身の好みでかまいません。
同じ手順で、偏差が2の時と3の時を設定すれば、ご紹介したボリンジャーバンドを表示することができます。
この手順で様々なインジケーターを駆使しつつ、正確な順張りを極めていきましょう!
逆張りに向いてるインジケーターを使って、バイナリーオプションを攻略しよう!
バイナリーオプションでは、チャートのトレンドラインで安易にエントリーポイントと決めつけて逆張りトレードするのは危険です。
ラインだけ引いて逆張りするよりも、インジケーターを組み合わせて使えばさらに精度が上がります。
インジケーターを使ってトレンドを確実に見分ける手法を取っていきましょう。
今回ご紹介したインジケーターは以下の5つです。
- ボリンジャーバンド
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
- ZigZag
中でも「ボリンジャーバンド × RSI」と「MACD × ストキャスティクス」の組み合わせはオススメで、初心者でも勝率アップにつながります。
エントリー回数は少なくなってしまうかもしれませんが、負けないトレードが最も重要なので綿密に分析を重ねたうえでエントリーすることが大切です。
そうすれば少しずつバイナリーオプションの勝率は上がっていき、結果的に利益が増えていくでしょう。
今回紹介したインジケーターを使って、バイナリーオプションを逆張りで攻略して利益を上げていきましょう!