「バイナリーオプションに有効なインジケーターを知りたい!」
「自身に合った勝ちやすいインジケーターは何だろう?」
といった疑問にお答えします。
【記事の内容】
- インジケーターとは
- インジケーターがなければ勝てない理由
- バイナリーオプションで使えるインジケーター
- 順張り、逆張りに向いているインジケーター
- 無料のインジケーターだけでも勝てるのか
- インジケーターの導入方法
バイナリーオプションでは、勝率を高めるためにもインジケーターの利用は必須になります。
さらに、複数のインジケーターを組み合わせれば、さらに勝率を上げられます。
そこでこの記事では、バイナリーオプションに有効な無料で使えるインジケーターについて解説しましょう。
また、「順張り」「逆張り」の両方で使えるインジケーターの組み合わせも紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
インジケーターを攻略し、バイナリーオプションで稼げるようになりましょう!
※記事の内容は2020/8/2時点のものです。
目次
そもそもインジケーターとは何か確認しよう
インジケーターとは、チャートを分析する際に使える指標のことです。
インジケーターを使うことで、現在の相場が投資家たちに買われすぎか売られすぎかという情報やトレンド、転換点が分かるようになります。
したがって、精度の高い分析で勝率の高いエントリーが実現可能です。
そんなインジケーターには、以下の2種類があります。
- オシレーター系:レンジ相場での「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標。逆張りに向いている
- トレンド系:トレンド相場で値動きを判断する指標。順張りに向いている
相場によっては、複数のインジケーターを組み合わせれば高度なチャート分析が可能になります。
エントリーの精度を高めるためにも、インジケーターについてマスターしましょう!
インジケーターがなければバイナリーオプションは勝ち続けられない!
「バイナリーオプションは単純に考えて勝率50%だから、インジケーターなくても勝てるのでは?」
このように考える方もいるのではないでしょうか?
実は、この考えは正しくありません。
なぜなら、バイナリーオプションでは勝率50%だと結果的に損してしまうからです。
バイナリーオプションではペイアウト額がすでに決まっており、その倍率によって利益として一定の額が払い戻されます。
例えば、ハイローオーストラリアのペイアウトは「1.80~2.00」なので、1.85倍の取引をしていたとしましょう。
この場合、1,000円でエントリーした時に払い戻される金額は1,850円(1,000×1.85倍)です。
したがって、インジケーターを使わずに運でエントリーすると、短期的には勝てても長期ではだんだんと勝てなくなります。
なのでインジケーターの使い方を覚えて、少しでも勝率の高いエントリーが必要なのです。
バイナリーオプションで使えるオシレーター系無料インジケーター5選
「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するオシレーター系のインジケーターでは、主に以下の5つが有名です。
- RSI
- MACD
- ストキャスティクス
- CCI
- サイコロジカルライン
トレンドの転換点を判断したり、短期的な反発を予想したりして逆張りするのに有効です。
それでは、それぞれ解説しましょう。
RSI
RSI (Relative Strength Index) は、チャートの1本の水色線の推移で表されるインジケーターです。
70%以上で「買われすぎ」、30%以下で「売られすぎ」を表し、レンジ相場において有効にである特長があります。
「買われすぎ」のポイントでLowエントリー、「売られすぎ」のポイントでHighエントリーするのが基本的な使い方です。
インジケーターの信頼度を高めるため、RSIと似たオシレーターの1つである「ストキャスティクス」と組み合わせて使うトレーダーが多くいます。
MACD
MACDは、移動平均線をベースに「シグナル線」と「MACD線」の2本の線でトレンドを分析するインジケーターです。
トレンドの強さやエントリーポイントを見極める時によく使われます。
オシレーター系のインジケーターですが、レンジ相場に弱くトレンド相場に強いのが特長です。
なのでレンジ相場で使う場合はダマシに注意しましょう。
MACD線がシグナル線を下から突き上げると「ゴールデンクロス」となり、Highエントリーのサインです。
一方、MACD線がシグナル線を上から下に突き抜けたら、「デッドクロス」となり、Lowエントリーのサインとなります。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、0~100%の間で「%K線」という青色のメイン短期線と、「%D線」という赤色のシグナル中期線が推移しているインジケーターです。
RSIと同様、レンジ相場において有効な特長があります。
100%を超えている範囲で「%K線」が「%D線」を上から下に突き抜けていたら、デッドクロスでLowエントリーし、「%K線」が「%D線」を下から上に突き抜けていたら、ゴールデンクロスでHighエントリーのサインになります。
また、100%に近づくと「買われすぎ」、0%に近づくと「売られすぎ」ということで、相場が転換する可能性が高まります。
CCI
CCI (Commodity Channel Index) は、現在の価格と移動平均線との乖離がどの程度の水準にあるかを示すインジケーターです。
移動平均よりも価格が高くなると0より大きくなり、移動平均よりも価格が低くなると0より小さくなるのが特長です。
一般的には、+100を上回るとHighエントリー、-100を下回るとLowエントリーと考えてられています。
サイコロジカルライン
サイコロジカルラインは、「投資家の心理」を数値化しているといわれるインジケーターです。
一定期間のうちに価格が上昇した日が何日あったかを算出し、パーセントで表示します。
サイコロジカルラインは0~100%の間で推移し、25%以下でHighエントリー、75%以上でLowエントリーという判断です。
こちらは直感的な数値になるため、他のインジケーターと組み合わせることをおすすめします。
バイナリーオプションで使えるトレンド系無料インジケーター5選
相場の流れを知るのに効果的なトレンド系のインジケーターで有名なものは、主に以下の5つがあります。
- 一目均衡表
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- ZigZag
- ADX / DMI
相場のトレンドを予測して、それに合わせて順張りをすることで勝率を上げられます。
それではそれぞれ解説しましょう。
一目均衡表
一目均衡表は、上のチャートのように青の基準線、赤の転換線、オレンジの先行スパンA、ピンクの先行スパンB、緑の遅行線の5本の線から成るインジケーターです。
一見、複雑に見えますが、多くのトレーダーの間で人気となっています。
エントリーポイントの判断方法が、主に4通りあるのが特長です。
- 赤の転換線が青の基準線を上回るとHighエントリー、赤の転換線が青の基準線を下回るとLowエントリー
- ロウソク足が「雲」と呼ばれる先行スパンAとBで挟まれた部分を上回るとHighエントリー、赤ロウソク足が雲を下回るとLowエントリー
- 先行スパンのクロスで相場のトレンドが転換
- 遅行線がロウソク足を上回るとHighエントリー、遅行線がロウソク足を下回るとLowエントリー
特に、1、2、4が揃うと信頼度の高いサインになります。
移動平均線
移動平均線は一定期間の終値を平均化して表したインジケーターです。
オレンジ線:短期移動平均線 (期間25日)
緑線:中期移動平均線 (期間50日)
青線:長期移動平均線 (期間75日)
移動平均線の上昇と下降で相場のトレンドが判断しやすいという特長があります。
上のチャートのように、より短い期間の移動平均線が長期の移動平均線を上方向に突き上げると強い上昇トレンドになる傾向があり、Highエントリーのサインになります。
また、上のようにゴールデンクロスとは反対に短い期間の移動平均線が長期の移動平均線を下方向に突き抜けると、強い下降トレンドになる傾向があり、Lowエントリーのサインになります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均に標準偏差を組み込んだインジケーターです。
標準偏差とは、ある一定の期間でのデータのばらつきがどれくらいあるかを数値で表したものです。
移動平均線を中心に、上下に1σ、2σ、3σ (σ:標準偏差) のトレンドラインを引いたものがボリンジャーバンドになります。
- 1σ → 約68%の確率で価格が収束
- 2σ → 約95%の確率で価格が収束
- 3σ → 約99%の確率で価格が収束
標準偏差内に価格が収まるため、レンジ相場にもトレンド相場にも使えるのが特長です。
相場が-2~-3σに近づいたときHighエントリー、+2~+3σに近づいたときLowエントリーのサインとなります。
ZigZag
ZigZagは、高値と安値が分かりやすく表示されるインジケーターです。
導入することで相場の大まかな形や流れを確認することができるのが特長になります。
上のチャートのように、トレンドラインを引くと、相場の状態が一目で分かります。
ここでは上昇トレンドが形成されていますね。
一目で高値、安値、相場の状態を確認したいときに導入しておきましょう。
ADX/DMI
ADX / DMI (Average Directional Movement Index / Directional Movement Index) は、RSIとストキャスティクスの欠点をカバーするインジケーターです。
RSIとストキャスティクスは、相場における「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標ですが、ダマシがよくあるのが欠点です。
なぜなら、RSIやストキャスティクスは、わずかな値動きにも敏感に反応するからです。
ADX / DMI では、値動きというより相場全体のトレンドの状態を把握するためのインジケーターになります。
つまり、値動きに敏感でダマシが多いという欠点を相場全体のトレンドの観点からカバーし、トレンドの有無と強弱を見つけやすくするのがADX / DMIの特長です。
上のチャートのように、赤の+DI線が青の-DI線を上回るとHighエントリー、赤の+DI線が青の-DI線を下回るとLowエントリーのサインとなります。
逆張り・順張りに向いているインジケーターと組み合わせ
ここまではインジケーターを1つずつご紹介してきました。
ただ、インジケーターは組み合わせによって、より精度の高い分析ができます。
ここでは逆張りと順張りに向いているインジケーターの組み合わせをそれぞれご紹介します。
具体的には次の通りです。
【逆張り向けインジケーターの組み合わせ】
- ボリンジャーバンド
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
- ZigZag
【順張り向けインジケーター】
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
自分の取引手法に合わせてインジケーターを使いこなして、さらに勝率を高めていきましょう。
それではそれぞれ確認しておきましょう。
逆張りに特におすすめのインジケーター
逆張りに向いているインジケーターは、主に以下の5つがあります。
- ボリンジャーバンド
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
- ZigZag
中でも、逆張りに向いているインジケーターの組み合わせは以下の2つです。
- ボリンジャーバンド × RSI
- MACD × ストキャスティクス
これから逆張りでバイナリーオプションをするのなら、逆張りに向いてるインジケーターを使って効率よく勝率を上げましょう。
順張りに特におすすめのインジケーター
順張りに向いているインジケーターには以下の3つがあります。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
また、順張りに向いているインジケーターの組み合わせは「移動平均線×MACD」です。
移動平均線でトレンドを見極め、MACDでトレンドの強さやエントリーポイントを判断します。
順張りでバイナリーオプションをしていこうという人は、しっかりと順張りに向いてるインジケーターを攻略していきましょう。
無料のインジケーターだけでバイナリーオプションは勝てる?
結論、無料のインジケーターだけを使った分析でも勝ち続けている人は存在します。
もちろん有料のインジケーターを使えば、さらに高度な分析が可能になり、より精度の高いエントリーができるも事実です。
ただ、初心者のうちはまずは無料のインジケーターを使うのがおすすめ。
なぜなら有料のインジケーターには全く効果がない詐欺に近いものがあるからです。
まずは無料のインジケーターに慣れてから有料のインジケーターを使うことをおすすめします。
バイナリーオプションに活用できるインジケーターをMT4に導入する方法
実際にインジケーターを使うためには、MT4もしくはMT5という取引ツールが必要です。
両者のMT4とMT5の簡単な違いは、以下の通りです。
- MT4:拡張機能を取り入れることで質の高い分析が可能
- MT5:MT4よりも基本性能が高く、操作性や時間足の豊富さに優れている
今回はボリンジャーバンドをMT4に導入する手順を説明しましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
- MT4画面上部の「挿入」をクリック
- 「インディケータ」を選択
- 「トレンド系」を選択
- 「Bollinger Bands」をクリック
上の手順で操作すると、以下の表示が出てきます。
設定したい期間と偏差を入力したら「OK」をクリックします。カラーは自身の好みでかまいません。
期間と偏差については、とりあえずはデフォルトに設定しておけば問題ありません。
同じ手順で偏差の部分を2と3にして設定し直せば、2σ・3σのボリンジャーバンドも表示できます。
上のチャートのように、偏差ごとに色分けしておくと分かりやすくなります。
バイナリーオプションで勝つには、インジケーターの利用が重要!理解を深めていこう
バイナリーオプションで使えるインジケーターについてご紹介してきました。
インジケーターとは、チャートを分析する際に使える指標のことです。
インジケーターを使うことで、現在の相場が投資家たちに買われすぎか売られすぎかや、トレンドや転換点が分かるようになります。
【2種類のインジケーター】
- オシレーター系:レンジ相場での「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する指標。逆張りに向いている
- トレンド系:トレンド相場で値動きを判断する指標。順張りに向いている
オシレーター系インジケーター | トレンド系インジケーター |
---|---|
RSI | 一目均衡表 |
MACD | 移動平均線 |
ストキャスティクス | ボリンジャーバンド |
CCI | ZigZag |
サイコロジカルライン | ADX / DMI |
それぞれのインジケーターから、逆張りに向いているインジケーターの組み合わせは以下の2つです。
- ボリンジャーバンド × RSI
- MACD × ストキャスティクス
また、順張りに向いているインジケーターの組み合わせは『移動平均線×MACD』です。
これからぐんとバイナリーオプションの勝率を上げていくなら、ご紹介してきたインジケーターの理解が必要不可欠になります。
まずは無料で使えるインジケーターから試してみて、活用方法をしっかりと理解していきつつ、バイナリーオプションで利益を上げられるようになりましょう!